平和を願う平安京 京都御所

おまいり

「鳴くよウグイス平安京」の語呂合わせが有名ですね。794年に第50代天皇・桓武天皇によって遷都された「平安京」。永遠の平和な都を願って平安京と名付けられたといわれます。

奈良時代の平城京から長岡京を経て 平安京として京に都が遷され 天皇が住まわれ日本の首都として平安時代を築きました。

京都御所は天皇のお住まいだった皇居であり内裏(だいり)と称された所で 遷都時は現在より西の地に在りましたが後に現在地に遷されたそうです。平安時代には東は鴨川から西は桂川に至る広域が平安京とされ 平安京の北部中央に政治や神事の行われる平安宮(大内裏)があり その中に皇居もあったそうです。

さて今回は御所の在る緑豊かな京都御苑にお詣りしました。

広大な御苑の森の中 まずは九條池の厳島神社へ。太陽が映し出され鏡のように輝く池がおだやかです。
心地よいお詣りの後 広々とした砂利道を歩むと松や楠などの大木が悠々と佇んで歴史を感じます。中でも ひときわ大きなイチョウの木たそびえ立っています。樹齢何年なんでしょうね。前回訪れた時は 幼稚園児たちがイチョウの木の周りで賑やかに飛び跳ねて 木が見守っておられるかのような風景に ほのぼのとしましたよ。感謝の手を合わせると胸があたたかくなりました。

御所では歴代の天皇への敬意を込めて手を合わさせていただきました。

そして白雲神社へ。妙音弁財天さまに祝詞を唱え始めると 合奏するかのように風鈴が優しい音色を奏でてくれて ありがたかったです。

やわらかな陽ざしのもと色づき始めた木々の下に腰をおろしての瞑想は 和みのひとときでした。

森に佇む木々は いにしえからの時の流れを見ておられるのでしょう。

日本の歴史を想いつつ これからを想いつつ・・・

秋晴れ爽やかな感謝のお詣りでした。  

合掌


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