さわやかな田植えの季節の伊勢にお詣りしました。
夜明けとともに伊勢に到着。
明るくなり始めた空は澄み渡り まずは伊勢神宮の別宮である伊雑宮(いざわのみや)へ。宮の森のそばには田植えが始まる前の緑さわやかな御神田が広がっています。こちらでは毎年6月に田植えの神事である御田植祭が行われます。心を込めて感謝の祝詞を捧げ清々しい朝の始まりです。
そして開門とともに静寂な森の中へ。凛とした氣が漂う参道を歩み 厳かな神殿の前では一層氣が研ぎ澄まされ 感謝の手を合わせ一心に祝詞を捧げました。
木々の間から小鳥のさえずりとともに太陽の光が射し始め 森の神々様に手を合わせ一巡して後 内宮へと向かいました。

内宮に着くと宇治橋の鳥居の上に太陽が輝き 五十鈴川の水面には新緑が映し出され 透き通った流れに身も心も清められるようでした。威風堂々と佇む木々に囲まれた参道を歩みながら巡り 心ゆくお詣りをさせて頂いて ありがたかったです。
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宇治橋に戻る頃には太陽が高くなり 次は外宮へ。
外宮から内宮をお詣りするのがしきたりと云われますが思うところがあり今回は内宮を先にお詣りしました。
外宮に着くと参拝の方も多くなり賑やかな境内を丁寧に心を込めてお詣りし 次は猿田彦神社へ。
太陽は頭上に昇り暑くなってきました。本殿を参拝の後 背後の御神田に行くと すでに稲の植えられた水田が太陽の光に照らされキラキラ光っています。感謝の祝詞を捧げると心地よい風が吹きました。
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そして最後は伊勢神宮所管社の 神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)へ。
神社名に惹かれて初めてお詣りすることに。由緒を調べると・・・。
神御衣(かんみそ)といわれる神様の衣を奉る神御衣祭(かんみそさい)が内宮で毎年春と秋に行われます。天照大御神に 和妙(にぎたえ)と呼ばれる絹と 荒妙(あらたえ)と呼ばれる麻の反物を 御糸 御針などど共にお供えする神事です。お供えする和妙(絹)の奉職を守る神様をお祀りされてるのが神服織機殿神社です。
神服織機殿神社へ向かう道中は 見渡す限り田んぼが広がり 豊かな米どころの景色が続き、そして大きな水鏡のような水田の中に こんもりとした森が見えてきて そこが神社でした。
静かな森に入り参道を抜けると 太陽に照らされて輝くような神殿が佇み 心を込めて祝詞を捧げると太陽の光が一層強くなり汗が出ました。
夜明けとともに田んぼから始まり最後も田んぼで 田植えの季節の爽やかな ありがたい一日でした。
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太陽の光 雨水 風 天からの恵みを受け 大地で米など五穀が育ち稔り 海川山野の幸を頂いて 衣食住が成り立ち くらしがあり 命がある ありがたみを想います。
天に 地に 神様からの恵みに
感謝 合掌
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