水の源 鞍馬・貴船

おまいり

新緑さわやかな京都の鞍馬山を越えて貴船へとお詣りしました。

鞍馬山の麓の山門をくぐると鞍馬川へと流れる谷川の清々しい水音が聴こえます。まずは山から湧き出る水の神様に感謝のお経をあげて 若葉がみずみずしい参道を神仏に手をあわせながら山頂へと向かいました。

鞍馬寺の本殿に着くと 遥か山々までの景色が開けて 青空から太陽の光が降り注いで眩しい世界です。
ご本尊は宇宙の大霊であり 宇宙生命の真理である「尊天」。
月の氣 太陽の氣 大地の氣をあらわし 愛と光と力となってあらわれるとの尊い教えがあります。
私が氣功を始めた時から幾度もお詣りしているお山です。心を込めてお経を捧げました。本殿を出ると太陽が一層まぶしく 参拝の方も増えてきて賑やかに。

ここから更にお山を登り木の根道を歩みながら 神仏にお経をあげ 一歩一歩。お山を越えて下り坂になり小川のせせらぎが聴こえてくると貴船に到着。清流の貴船川が迎えてくれます。こちらは川床料理の旅館が並んで お若い方が多くとても賑やか。

朱塗りの鳥居をくぐり貴船神社の本宮へ そして貴船川に沿って上流の奥宮へ。

神武天皇の皇母である玉依姫(たまよりひめ)が 大阪湾から舟に乗り淀川から鴨川そして貴船川をさかのぼり水源の地として現在の奥宮に至り清水の湧き出るこの地に祠を建てたのが貴船神社の起源といわれます。

御祭神は 高龗神(たかおかみのかみ) 闇龗神(くらおかみのかみ)
尊い水源の神様ですね。心を込めて感謝の祝詞を捧げました。

奥宮を参拝後は そばを流れる貴船川へ。風が心地よく 清らかな流れに心を澄まして瞑想をしました。

貴船川は鞍馬川に合流して高野川などとともに鴨川となり さらに桂川や木津川や宇治川など幾つもの川と合流して淀川となり大阪湾に流れます。

天から降り注ぎ大地を潤し 万物の命の源である水。
尊い水の流れを想いつつ ありがたいお詣りでした。

天に地に 感謝   合掌 

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