五本の楠を巡って 京都東山 青蓮院

おまいり

京都東山の青蓮院(しょうれんいん)にお参りしました。
比叡山に連なる東山の麓にある青蓮院は、天台宗総本山 比叡山延暦寺の門跡寺院です。門跡寺院とは門主が皇室あるいは摂関家によって受け継がれた格式高い寺院とされています。

     ・・・***・・・

青蓮院に向かって神宮道を歩いていくと、大きな楠の樹が 寺院前の道沿いに三本 入口に一本あります。道沿いの三本は元気ですが 入口の一本は痛々しい姿です。それぞれの樹に手を合わせて お経をあげました。長い長い年月を見守って下さってる楠の樹です。元気になってもらいたいなと想います。

何度か訪れてる寺院ですが 今回は大修理のため敷地内で仮設工事をされてました。歴史ある建物を守っていくのは大変なことですね。

風通しの良い書院からは 相阿弥の作と伝わる 龍心池を中心とした優美な庭園が広がり 縁側に座ると雅びな ひととき・・・。

本堂では 感謝の心を込めて お経をあげさせて頂きました。
秘仏の国宝青不動明王は 境内飛地となる東山山頂の将軍塚の青龍殿にお祀りされているのですが 2014年の御開帳時にお参りさせて頂けたので とても ありがたかったです。 

ゆったりとした時を過ごし 精霊が溶け込んでいるかのような庭園を巡っていくと 大きな楠の樹が一本あり 五本目の楠ですね。感謝のお経をあげました。

楠に一礼すると 私の所作に興味を持たれたのでしょうか そばにおられた海外からの方が声をかけて下さって 鐘楼の鐘を一緒について楽しい ひとときでしたよ。
京都は海外からの方が多いですね。日本文化に興味がおありなのでしょう。英語を話せたら もっと色々説明できるのに・・・と想うこの頃です。

     ・・・***・・・

ほのかに初秋の風を感じつつ 東山の麓を巡り ありがたいお参りでした。

     ・・・***・・・

関連記事

TOP