生命を繋ぐ大樹 泉穴師神社

おまいり

台風で倒れたにもかかわらず 芽吹いて新しい枝が伸び生命力たくましい樹齢六百年の御神木にお詣りしました。

平成30年9月4日に近畿地方を中心に猛威を振るった台風により倒れた 大阪府泉大津市の泉穴師神社の楠の御神木です。

当時この台風によって関西空港の橋が壊れ近畿一円が被害を受けましたね。台風の後 各地にお詣りすると京都や奈良も あちらこちらの神社や寺が被害に見舞われて 立ち入り禁止になったり入山できなかったりで自然の猛威を目の当たりにし 行ける所まで行って手を合わさせて頂くことが度々でした。

あれから7年 先日こちらの神社の楠の事をお聞きしたのでお詣りしました。
静かな森の中を歩んでゆくと 根こそぎ横たわる大木が現れて 幹からは緑初々しい新しい小枝が芽生えて 天に向かって何本も伸びています。親の木から生える若い芽を ひこばえ(孫生え)と言いますが 倒れても力強く生きて生命を繋ぐ姿に感動しました。
心を込めて感謝のお経を唱え始めると 一緒に合唱してくれるかのように小鳥達のさえずりが森のあちらこちらから響いて ありがたかったです。

泉穴師神社には夫婦神の主祭神をはじめ神々様がお祀りされています。祝詞を捧げ感謝の手を合わせました。

お詣りの後は 近くの池上曽根史跡公園へ。
およそ二千年前の弥生時代の頃の遺跡が発見され集落が復元されてる公園です。
広々とした緑地のベンチに座ると 小鳥のさえずりが心地よく いにしえの時代を想像しつつ歴史を想いつつ しばし瞑想しました。心おだやかに そっと目を開けると 森から一斉に小鳥が飛び立って群れをなして大空に舞い上がり 和やかな ひとときでしたよ。

過去があって 今があり
つないでゆくもの 変わってゆくもの
さて 未来はどうなってゆくのでしょう・・・

厳しく そして豊かな 自然に 
 感謝    合掌

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